フランス・ギャルと一緒に
by gall gall
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"L'Orage" 1969 ☆☆☆☆
「雨」のフランス語バージョンです。
サン・レモ音楽祭でのライブバージョンは荒削りなグルーブがかっこよくて、ギャルの音のはずし方も大胆さと味わいがあって、かなり好きです。
で、このスタジオ録音盤はやはりきれいにまとまっていますね 楽器の音色やフレーズがクリアに聴こえてきます。ビブラフォンが雨音の雰囲気を醸しだしてたり、バスサクソフォンがテンポを安定させていたり。あと、ドラムの「ツッタ・ツッタ・ツッタ」というウラ打ちリズムが気になりだしたらそればかりが耳に入ってきたり。
それにしても、出だしのマイナーテンションから転調を重ね重ねラテン的な大団円のフィナーレへ向っていくこの楽曲のパワーはほんとすごいですねー
"Le Coeur Qui Jazze" 1963 ☆☆☆☆
ギャルのなんちゃってジャズシリーズ第3弾です。
原題を直訳すると「ジャズの心」なんですが、「ジャズる心」と邦題にしたセンスがなんともいえません(ホメてます)
歌詞は「夜の闇の奥深く、ふと聞こえたブルースに私の心はたちまちジャズる、ジャズってしまう」と、なんだかドリフっぽい...。ギャルはロングスキャットを披露していますが、「どう、私ってエラ(フィッツジェラルド)みたいでしょう」みたいな得意気な顔してますよ、きっと。
キモは「Qui jazze・・・」と連呼するときのバックにかぶるギャルの「ジャ~ズ」というコーラスです。口をパックリあけてちょっと間抜けな顔してそうですね、それはかわいい!
ドラムを叩きながら歌う森岡みまちゃん、ハッピー&天真爛漫のオーラがでています。(゚▽゚*)ニパッ♪
ギャルのデビュー当時のオーラと似ています。
みまちゃん、このとき13歳で今は中華料理店の奥さんなんだって。
“バミューダ海域、ハワイはワイキキ...”ってライムすごすぎます
"Les Sucettes" 1968 ☆☆☆☆
この有名なPVが高画質でアップされましたので再紹介です。
68年頃のギャルってストレートのロングヘアにプチブルお嬢様ファッションがポイント。そしてギャルのロリータキャラには最後の輝きみたいなところがあって、神がかったキュートさがあります
ここでは超ミニの黒ワンピース、そして、太腿から大胆にのぞく純白レースのガーターベルト。さらに、スチール写真で見せる超細脚(まるで少女漫画の主人公!)。
で、ギャルはカマトト100%の愛嬌をふりまきながら「えげつないこと」を歌っているわけです。このギャップに「萌え」を見たゲンズブールはアキバ系ユダヤ人だったということでしょうね
0:54あたりで見れるギャルの目玉は必見です
"La Guerre Des Chansons" 1967 ☆☆☆
まるで歌謡曲ですねー。
昭和40年代はフレンチポップスという音楽ジャンルがあって、大人気だったそうです。「ちょっぴり哀愁まじりの可愛いメロディー」は日本人好みなんですね
当時の歌謡作曲家はフレンチポップスにずいぶんインスパイア(パクリともいう)されたそうです。このオルガンのフレーズもかならずやです。
歌詞は「ハーモニカを武器にギターを抱えて牙をむく、これはロングヘアーのせい。みんなの関心はミニスカート、もっと短くなるの?それともお払い箱?だけどいいんじゃない、この戦争が歌のなかだけなら」。
ベトナム戦争まっさかりのなかでのシャンソン戦争でした。