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by gall gall

ライバル17 ミレーユ・ダルク 1


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さて、今回のライバルは、まさに「フランスのいい女」こと、ミレーユ・ダルクです。
哀しいことに、今年の8月に79歳で亡くなりました....R.I.P.
まあ、見てのとおり、いわゆる美女という顔だちではないのですが、コケティッシュというフランス語の形容詞「おしゃれで小粋で少女らしさを持ち合わせたセクシーさ」のまんまで、こういうのが実はもっとも手強いというか、ハマってしまうとヤバイんですよねー。
映画だと謎めいた感じやとり澄ました感じのキャラも多いのですが、素のミレーユは気さくで人懐っこい下町のおネエちゃんみたいな感じだと思います。
映画「恋するガリア」では、そういった素のミレーユをいかしながら、嫌いだった中年男に惹かれていくいじらしい恋が描かれていて、おすすめの一本です。

さて、ミレーユは1938年にトゥーロンに生まれました。勉強が嫌いなミレーユは172cmのスレンダーな肢体をいかしてモデルになります。
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61年にブリジット・バルドー主演の映画「何がなんでも首ったけ」に端役で出演しますが、「あれ?この娘がミレーユなの?」って驚いてしまうほどの凡庸さで、まるで別人です。
さすがにこれじゃマズいと思ったのか、しばらく映画からは遠ざかります。
そして、ミレーユはブロンドのボブカットにイメチェンし、65年に先述の「恋するガリア」に主演するとマール・デル・プラタ国際映画祭主演女優賞を受賞し、一躍スターになります。下の写真がそうです。
まさにミレーユ・ダルクとして完成したのがわかりますね。

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というわけで、ミレーユはあくまでも映画女優なのです。
歌の方はこの時代の、たとえばジャンヌ・モローやアンナ・カリーナがそうだったように、女優の余技として披露する程度のものだったかと思いきや、65年から75年までの10年間にシングル&EPを12枚、アルバムを1枚リリースしているから大したものです。
では、ここからがギャルのライバルとしての歌手ミレーユです。聴いていきましょう。


65年のデビューEPの中の1曲、「Celle qui ne dit jamais non」のPVです。



楽曲はなかなかの出来ですが、歌はどうなのか? 声も歌唱力も素人らしさ満載です。
まあ女優の余技なんだからと大目に見るべきでしょうね。
髪が長いので「恋するガリア」の前に撮ったのでしょうか、表情の端々がなぜか指原莉乃っぽいのが気になります。


67年、3枚目のEPをリリースします。これはマストですよ。
まずは「Ce Ne Sera Jamais Trop」




これはギャルダンサー7で紹介したPVです。例の3人組、藤岡弘、オデコ君、イケメンの間をお気楽に渡り歩くミレーユ。ボードヴィル調の楽曲はさすがパリが本場なだけあってフランス語が映えますね。
そして、いよいよギャルとのデュエット曲「好かれようとしないこと」(日本でのリリース時の邦題は「幸わせをつかもう」でした)。




野太くハスキーなミレーユの声と舌ったらずの幼いギャルの声の真逆さの取合わせに、一体どんな歌詞の歌なんだと興味を持たずにいられません。
ちなみに、この二人の関係はゲンズブールがらみで1曲あるのです。
それは68年にリリースされたミレーユの唯一のアルバム「Compartiment 23」に収録されている「La Cavaleuse」という楽曲で、これはゲンズブールの作品です。
では、その動画を見てみましょう。




なんちゅう素敵な楽曲なんでしょうか。ゲンズブールの傑作のひとつです。
そして、そのゲンズブールの隣にギャルがいるんですね。ギャルはじーっとミレーユを直視していますが、なにを思っているのでしょうか。
自分に歌わせるのとは真逆の歌をゲンズブールに作ってもらい、ヘタウマではあるが自分では出せない大人の雰囲気で歌いこなすミレーユに、ギャルは内心穏やかではなかったかもしれません。
この歌の後で、ミレーユはインタビューを受けるのですが、彼女の口から「ゴダール」が連発されます。
ミレーユはゴダールの「ウィーク・エンド」に出演するのですが、このインタビューはクラインイン前だと思われます。というのも・・・・、この話は次回に回します。


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Commented by レオナッチ at 2017-12-24 21:16 x
ボブにして正解ですね( ✌︎’ω')✌︎
私もボブにしてみませうか?
Commented by moccinocraft at 2017-12-25 18:35
スタイルよろしおまんなあ...
名前がお菓子っぽいので、昔からそれほど興味はありませんでした!
そういえば、拙ブログで取り上げたSTACEY KENTの3曲目、「LES AMOURS PERDUES」がゲインズブールの曲でした。
Commented by gall_gall at 2017-12-25 22:22
> レオナッチさん
髪型でブレイクしたスターの代表例でしょうねー
Commented by gall_gall at 2017-12-25 22:23
> moccinocraftさん
ミルフィーユですか(笑)
Commented by citarius at 2017-12-26 00:26 x
あのデュエット曲の相手がこの人だったのですね。
もっとラテンぽい、濃い感じのおばさんかと思っていたので、ちょっと意外です。
Commented by gall_gall at 2017-12-26 19:55
> citariusさん
あの曲では特に低音で歌っていたので、おばさんぽい感じがありましたね。
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by gall_gall | 2017-12-24 01:05 | ギャルのライバル | Trackback | Comments(6)