1960年17歳でデビュー、激しい歌い方と派手なライブステージ、野生動物を思わせる風貌と拗ねたような上目遣い、つまり、エルヴィス・プレスリーとジェームス・ディーンを足して二で割ったようなキャラで、終生圧倒的な人気を持ち続けました。
アリディが稀代のエンターテイナーだったモーリス・シュバリエからアドバイスされた一言。
「ステージに上がる時と下りる時に最も注意を払いたまえ。ステージでは好きしたまえ」
グッとくる言葉です。アリディはそれを生涯守ったそうです。
ただ、フランス国内では絶大なるカリスマだったのに対して、国外での活躍・評価はほとんどなく、日本でもシルヴィ・ヴァルタンの前夫で知られているぐらいでしょうか(80年に離婚)。
同世代のギャルとはそう深いつきあいはないようですが、85年のアリディのヒット曲「Quelque chose de Tennesse」はベルジェの手によるもので、ベルジェ没後にギャルとアリディがライブでデュエットする姿は感動的です。R.I.P. Johnny....