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by gall gall
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ライバル2 : シャンタル・ゴヤ



今回はギャルの黒髪版とどこかで呼ばれていたかもしれないシャンタル・ゴヤです。

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シャンタルといえば、そう、ゴダールの青春映画「男性・女性」(原題のニュアンスでは「男の子・女の子」と言った方が良いらしいですが納得です)に主演したマドレーヌ役が鮮烈なイメージでしょう。
この洗面所の髪を梳くシーンではゴダール特有の「見つめる」ショットで、彼女の可愛いしぐさに次第にときめいてしまいます 016.gif (微妙にコーネリアスに似ているところも案外ツボだったりします)

当初この映画、ゴダールはギャルにマドレーヌ役出演を望んでいたそうです。劇中でマドレーヌの新曲が日本でヒットしているという会話が出てくるのは、この映画が撮影されていた1965年(公開は66年)のまさにそのとき、日本でギャルの「夢見るシャンソン人形」がヒットチャートを賑わせていたからです。映画のマドレーヌ役は19歳の設定でそれはギャルの実年齢と同じということから納得です。ちなみにシャンタルはギャルよりも5歳年長で実年齢は24歳でした。

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ところが、ギャルは売れっ子で多忙すぎて出演はムリとういうことでシャンタルに話が行ったそうです(ガセネタという話もありますが)。まあ結果論ですが、マドレーヌ役はシャンタルで良かったと思います。ギャルだと気が強いのでシャンタルのような可憐な感じは出ないと思うからです。ところで映画公開直後のシャンタルの貴重なインタビューがあります。面白いこと言っています。

シャンタル「じっさい、私には男の子より女の子のファンのほうが多いの」
インタビュアー「映画を観たファンからなにか反応はありましたか?」
シャンタル「女の子はあの映画を好きじゃないけど、男の子は気に入ったようね。思うに、女の子にとってあの映画は魅力的な映画じゃないし、マドレーヌはなんだかビッチみたいだしね(笑)。でも、男の子は男の立場から共感できるところがあるんでしょうね」

おっしゃるとおり(笑)、”可愛い新人アイドル歌手がじつは俺の彼女”という青年コミック雑誌レベルの妄想で映画をこしらえたゴダールはそりゃエラいと思いますよ、マルクス主義はとってつけたようなものだしね。





さて、シャンタルは顔つきからもわかるようにアジア系が入っています。パパはフランス人、ママはカンボジア人、生まれはベトナムなんですね。ソルボンヌ大学に通いながらファッションモデルをやっているときにスカウトされ歌手デビューしたのが64年です。デビュー曲がこの「ベルナールは人気者」です(乗り物酔いしそうな動画ですので要注意)





セカンド・シングルが「乙女の涙」です。





サード・シングルのB面ですが私の最も好きな楽曲「嘘つきなあなた」、カッコよく弾みまくる伴奏に妙にのんびりとしたシャンタルの歌声のミスマッチが萌えです。





シャンタルは70年代になると子供向け番組の歌のお姉さんみたいなかんじになります。30年前にパリでシャンタルのレコードを探し回ったときになぜか子供向けのキャラクターと並んでいるジャケットばかりが目について、なんなのかなぁ?と当時事情を知らなかった私は不思議に思っていました。レコードを買い込んではみたものの「男性・女性」のときのような楽曲ではなくてガッカリした覚えがあります。

さて、ギャルはちょうど同じ頃に活躍していたアイドル歌手としてのシャンタルをどう思っていたのでしょうかね〜。
私の知るところでは二人の接触やかかわりは今のところ見つかっていません。まぁ、狭いパリの音楽業界なのですれ違うことぐらいはあったでしょうね。
歌手としてのキャラや才能はやはりギャルの方が上手だと思います。お聴きのとおりシャンタルの歌声は声量がないために可愛い系のウィスパーヴォイスでやるしかなく、音程や表現力も弱いところがあります。でも、のちに歌のお姉さんになってからはめざましく進歩して上手くなっています。

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by gall_gall | 2016-02-23 00:35 | ギャルのライバル | Trackback(1) | Comments(0)